看護助手(看護補助)になるには 教えてグッピー | 医療・介護の求人・転職・募集ならグッピー
2023年8月30日更新

看護助手(看護補助)になるには

看護助手は病院やクリニックなどで看護師のサポート患者の身の回りのケアなどを担う職種です。看護助手になるために必須となる資格はありません。求人においても特定の資格や学歴を要求されるケースはあまりなく、未経験でも看護助手として働くことが可能です。仕事はチームで業務に当たることが多く、チームワークや柔軟性が求められます。

今回の 教えてグッピー看護助手 では、看護助手の仕事に就く方法や看護助手の仕事内容、給料などについて解説します。

看護助手に必要な資格・試験

看護助手になるために必須となる資格はありません。求人においても特定の資格や学歴を要求されることはあまりなく、未経験でも看護助手として働くことは可能です。ただし看護助手に関係するスキルや知識を保証する民間資格として「メディカルケアワーカー」や「看護助手認定実務者試験」などがあり、こうした資格を有していれば選考に通過しやすいでしょう。

看護助手の学校・専門学校

看護助手になるために大学や専門学校の卒業は必須ではなく、普通高校を卒業していれば就業可能です。看護助手として働いて経験を積みながら、看護師の専門学校で学ぶ人もいるようです。

看護助手の就職先・施設

看護助手の主な勤務先は病院や診療所などの医療施設です。看護師のサポートや患者の身の回りの世話など、医療行為にあたらない業務が中心業務です。外来だけでなく、入院病棟でも働くことがあります。

看護助手の仕事内容・業務

看護助手は看護師と異なり採血や検査などの医療行為は行いませんが、看護の現場で看護助手は、医療行為に該当しない患者の身の回りのケア、検査の準備、看護師の補助などを担い活躍します。

看護助手(看護補助者)とは
入院患者の身の回りの
ケア
患者の入院生活における身の回りのケアを担当します。着替えの介助、検査室やリハビリ室への移送や付き添い、車椅子の移動の補助など、医療行為に該当しない業務が多くあります。食事の配膳と下膳、食事・排せつ・入浴などの介助をすることもあります。
看護師の補助看護師の補助をするのも主な業務の一つです。検査に用いる医療器具の準備や片づけをしたり、大柄な患者さんの移送や院内の器具の運搬など人手が必要な場合に手伝うことがあります。また必用事項を伝えたり、書類を患者さんに手渡したりといった連絡係をすることもあります。
その他
(環境整備・機器洗浄)
病院の環境整備も看護助手の主な仕事です。患者さんのベッドメイキングやシーツ交換、洗濯、浴室の準備・清掃、病室・診察室の清掃などさまざまな業務があります。こうした業務は専門の業者が担当することもあり、病院によって異なります。

看護助手の月給・時給など給料

看護助手の平均年収は約304万3,000円で、月収では約21万6,100円です。賞与は約44万9,800円です。

看護助手の給料相場
年収304万3,000円
月給21万6,100円
賞与・ボーナス44万9,800円
初任給17万9,900円
(20〜24歳で就業経験0年の看護助手の平均月給)
時給1,194円

(令和3年賃金構造基本統計調査)

看護助手に適性・向いている人

看護助手はスタッフ間でのチームワークが求められます。また医療現場では急患などによって、柔軟な対応が求められる場面も少なくありません。こうした事態に慌てず対応できる落ち着きや柔軟性があると、周囲から求められる人材になれるでしょう。

コミュニケーション能力

看護助手は一人で完結する業務を行うというより、チームで仕事をすることがほとんどです。同僚の看護助手や、看護師などのスタッフと情報共有や指示受けなどの円滑なコミュニケーションを取りながら業務に取り組みます。明るい態度や言葉づかいなどのコミュニケーションスキルは重視されるでしょう。

柔軟性

病院では予想外の事態や優先順位の入れ替わりなどもしばしば起こりえます。臨機応変に業務をこなす柔軟性がある人は看護助手に向いているかもしれません。また同じ業務を繰り返すことも少なからずあります。既存の方法にとらわれず、順番や人員配置を工夫するなどして効率的な改善ができると高い評価を得られるでしょう。

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