准看護師の試験【2022年】合格率・受験資格など調査 教えてグッピー | 医療・介護の求人・転職・募集ならグッピー
2021年11月17日更新

准看護師の試験【2022年】合格率・受験資格など調査

准看護師試験は、合格すると准看護師免許が取得できる資格試験です。都道府県ごとに年1回行われます。試験日は2月上旬から中旬で、合格発表は3月上旬から中旬です。試験日が異なれば、別の都道府県の試験を受けることも可能です。准看護師試験を受験するためには、指定の准看護師養成学校を卒業する必要があります。合格率は高く、近年は96%以上で推移しています。試験はマークシート方式で150問が出題されます。

2021年の試験では、15,198人が受験し合格者は15,052人。合格率は99.0%でした。

准看護師試験

試験日年1回2月上旬から中旬
(都道府県ごとに実施)
受験資格学校のカリキュラムを修業し卒業
受験料6,900円
試験会場各都道府県で設置
合格発表3月上旬から中旬
合格率96%以上
合格基準60%以上の正答

今回の 教えてグッピー准看護師 では、准看護師の試験概要や、例年の合格率、難易度などについてみていきます。

准看護師の資格をとるには

准看護師になるには、都道府県によって実施される准看護師試験に合格することが必要です。准看護師試験には受験資格があり、独学では受けることはできません。受験資格は、指定された准看護師の養成学校などで学び、卒業することで得られます。准看護師の養成学校には、2年制の専門学校や高校の衛生看護科などがあります。専門学校では夜間の課程もあります。指定の学校を卒業していれば、年齢や性別の制限はありません。

准看護師になるには

受験資格

准看護師試験を受験するためには、指定の准看護師養成校を卒業する(卒業見込み含む)必要があります。准看護師養成校には、2年制の専門学校、3年制の高等学校の衛生看護科があります。准看護師の養成校は中学卒業の資格で入学することができます。

看護師の養成校を卒業した人や、外国の看護師学校を卒業したり外国の看護師資格を持っている人で、准看護師の学校を出た人と同等の力があると認められた人も受験することができます。

准看護師試験

准看護師試験は、都道府県単位で年1回実施されます。試験日は2月の上旬から中旬、合格発表は3月の上旬から中旬です。マークシート方式で150問が出題され、試験時間は2時間30分です。受験料は6,900円です。

試験日が複数あるので、同年に複数回受験することが可能ですが、願書などの受験書類の受付は12月中に終了するので、落ちてしまったから別の県で受験する、というようなことは不可能です。また、都道府県によっては、都道府県内の養成所に通う人や在住の人、合格後にその都道府県で働くことが決まっている人を優先して受験させることもあり、受験者数が多いとほかの都道府県からの受験を受け付けない場合もあります。

【2022年】東京都・准看護師試験の概要

准看護師の試験は各都道府県で実施されます。ここでは2022年2月に実施される東京都准看護師試験の概要を説明します。試験は、2022年2月6日(日)に東京都社会福祉保健医療研修センターで実施されます。受験料は6,900円です。合格発表は3月10日(木)午前10時です。東京都庁や東京都福祉保健局のホームページで受験番号が発表されます。

試験日

2022年実施の東京都・准看護師試験は、2022年2月6日(日)に行われます。試験時間は、午後1時30分から午後4時までの2時間30分です。

試験会場

東京都文京区にある東京都社会福祉保健医療研修センターで行われます。

合格発表

2022年度(令和4年度)の東京都准看護師試験の合格発表は、3月10日(木)午前10時です。東京都庁第二本庁舎1階南側臨時窓口で、午前10時から午後5時まで合格者の受験番号が掲示されます。東京都福祉保健局医療政策部医療人材課ホームページでも掲載されます。掲載期間は、2022年3月10日(木)正午から2022年3月31日(木)までです。

受験料

受験料は6,900円です。納付書により、東京都が指定する金融機関に納入します。料金納入後は、受験を取りやめても返還されません。

受験手続き

受験手続きをするには、受験願書と写真、卒業証明書か卒業見込証明書などが必要になります。

東京都准看護師試験の受験手続き日程

願書配布時期2021年10月下旬以降
願書等受験書類の受付期間2021年12月1日(水)~12月8日(水)
試験2022年2月6日(日)
合格発表2022年3月10日(木)午前10時
受験書類・受験願書
・写真
・写真用台紙
・領収書を貼り付けた受験票
・切手を貼った返信用封筒
・卒業等証明書、卒業見込等証明書など、指定学校での修業を証明する書類
(指定学校卒業以外の資格で受験する場合は、その資格に必要な書類が必要)

試験科目・出題数

試験内容は、マークシートによる選択式です。試験科目は、「人体の仕組みと働き」「食生活と栄養」「薬物と看護」「疾病の成り立ち」「感染と予防」「看護と倫理」「患者の心理」「保健医療福祉の仕組み」「看護と法律」「基礎看護」「成人看護」「老年看護」「母子看護」「精神看護」の14科目です。試験時間は全部で2時間30分、150問が出題され、1問1分で解答する計算です。

試験は都道府県ごとに行われますが、試験科目や試験時間、問題数は共通です。

准看護師試験内容

試験時間出題数試験科目
2時間30分150問人体の仕組みと働き、食生活と栄養、薬物と看護、疾病の成り立ち、感染と予防、看護と倫理、患者の心理、保健医療福祉の仕組み、看護と法律、基礎看護、成人看護、老年看護、母子看護、精神看護

准看護師試験の合格率

准看護師試験の合格率は非常に高く、ここ数年は96%以上となっています。都道府県ごとに実施されるため、都道府県により難易度が多少異なり、合格率も変わります。2021年に実施された試験では、受験者は15,198人で合格者は15,052人。合格率は99.0%と非常に高くなりました。6割以上の得点をすることで合格できます。

合格基準

准看護師試験の合格基準は全体の6割以上を正解することで合格となります。150点満点で90点以上の得点が必要です。都道府県ごとに出題が異なるため(複数の都道府県で共通の問題が出る場合もある)、難易度が異なる場合もありますが合格基準は一律です。

合格者数と合格率

准看護師試験の合格率は、平均して96%以上が維持されています。過去6年間で最も低い年でも96.2%となっています。2021年に実施された試験では、15,052人が合格し、合格率は99.0%でした。

准看護師試験の合格者数と合格率

厚生労働省発表資料より

難易度

准看護師試験はここ数年の合格率が96%以上で、2021年実施の試験では99.0%という非常に高い合格率を誇っています。准看護師養成学校で、カリキュラムをきちんと受講していれば、合格することは特別難しくないといえます。

受験者数の推移

受験者数の推移をみると、減少傾向にあります。准看護師試験は、准看護師の学校・養成所を卒業した人だけでなく、看護師学校・養成所を卒業した人も受験できるため、近年は看護師の国家試験の受験資格のある人が、いわゆる「すべり止め」のような形で受験する割合が高くなっています。

2021年実施の試験では、受験者15,198人の中で、高等学校の衛生看護科を出た人は806人、准看護師養成所を出た人が6,688人、看護師学校や養成所を出た人が7,386人で、半数近くが看護師の養成学校を卒業した人です。また、外国の養成所卒業者や外国で看護師免許を得ている人の受験者は318人いました。

准看護師試験受験者数

厚生労働省ホームページより

准看護師試験の勉強方法

准看護師試験で出題されるのは、看護についての基礎的な知識を問う問題です。学校のカリキュラムをきちんと受講していれば、それほど難しくありませんが、試験は1問1分という速いペースで解くことが必要で、問題の形式に慣れておくことは大切です。出題の傾向を把握し、速いテンポで解く技術を身につけるため、多くの受験生は、過去に出た問題に数多く触れて試験対策をしています。

過去問題集

准看護師試験の過去問題集は、過去に実際に出題された問題を集めたものです。試験対策の初期には、出題傾向や形式を知るのに役立ち、自分の苦手な分野を知ることもできます。試験直前の時期には、苦手分野を細かく確認したり、実際の試験と同じ時間で解くことで、試験のリハーサルにもなります。実施回別に編集されているもの、出題分野別に編集されているものなど、さまざまあります。

試験問題アプリ

准看護師試験の対策にはアプリも便利です。スマートフォンのアプリは、移動の途中や授業と授業の間など、ちょっとした時間に過去問を勉強できます。書籍のようにかさばらず、気軽に活用できる長所もあります。間違えた問題や苦手な分野を絞り込んだり、自分のレベルに合わせて問題の難易度を変更できたりと、紙の本にはない機能があることも魅力です。

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