臨床検査技師の国家試験【2026】日程、受験資格、これまでの合格率・難易度 | 教えてグッピー
2025年9月8日更新

臨床検査技師の国家試験【2026】日程、受験資格、これまでの合格率・難易度

臨床検査技師の国家試験

臨床検査技師国家試験は、臨床検査技師資格を取得するための国家試験です。次回は2026年(令和8年)2月18日(水)に実施予定で、合格発表は2026年3月23日(月)午後2時 に厚生労働省ホームページで行われます。

受験資格は、大学や養成施設で指定されたカリキュラムを修了・卒業することで得られます。試験会場は全国9都道府県に設置されており、居住地からアクセスしやすい会場で受験できます。合格基準は全体で6割以上の正解が必要で、合格率はおよそ75〜80%で推移しています。 2025年は5,131人の受験中4,340人が合格し、合格率は84.6%でした。

臨床検査技師 国家試験

試験日年1回2月
※2026年は2月18日(水)
受験資格養成施設で3年以上の学習を経て卒業
受験料11,300円
試験会場全国9都道府県(北海道、宮城、東京、愛知、大阪、広島、香川、福岡、沖縄)
合格発表2026年3月23日(月) 午後2時
合格率80%前後
合格基準6割以上の正解

臨床検査技師の求人はこちら

臨床検査技師の資格を取るには

臨床検査技師になるためにはまず大学・短大・専門学校を卒業するなどして受験資格を取得する必要があります。その後、臨床検査技師国家試験を受験して合格することで臨床検査技師になることができます。試験は年に1回、2月中旬に行われます。

臨床検査技師になるには

臨床検査技師国家試験の受験資格

臨床検査技師試験を受けるためには受験資格を取得する必要があります。臨床検査技師は資格成立の経緯が複雑で、資格取得のケースが複数ありますが、いずれにせよ3年制または4年制の教育過程を修了する必要があります。

  • 大学(4年制)
  • 指定校を卒業
  • 承認校の臨床検査に関わる所定科目を修了して卒業
  • 医学・歯学部を卒業
  • 短大(指定校・3年制)
  • 専門学校(指定校・3〜4年制)
  • 外国で臨床検査技師養成所を卒業、または臨床検査技師に相当する免許を有している

臨床検査技師国家試験の試験内容

臨床検査技師国家試験の試験内容は、多岐にわたる専門知識を問われます。試験は午前と午後でそれぞれ2時間30分、計5時間の長丁場となりますので、十分にコンディションを整えて試験に臨みましょう。

臨床検査技師の国家試験【2026年】概要

臨床検査技師の試験日は2026年(令和8年)2月18日(水)です。 ただし受験のためには2025年(令和7年)12月15日(月)〜2026年(令和8年)1月5日(月)に出願する必要がある点に注意しましょう。リモートでの受験はなく、全国9地点の試験会場のいずれかで受験する必要があります。

試験日

令和7年度の臨床検査技師国家試験の試験日は、2026年(令和8年)2月18日(水)です。例年、2月中旬に実施されています。

試験会場

試験は複数の会場で同時に実施されます。2025年の試験会場は、北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県です。アクセスしやすい会場で受験しましょう。詳しくは厚生労働省のホームページを確認できます。

合格発表

臨床検査技師国家試験の合格発表は、2026年(令和8年)3月23日(月)午後2時 に行われます。厚生労働省のホームページ「資格・試験情報」ページに、受験地ごとに合格者の受験番号が掲載されます。

受験料

受験料は11,300円です。受験願書に収入印紙を貼って納付します。受験書類が受理された後は、受験を取りやめても受験手数料は返還されません。

受験手続き

受験書類は受験願書と写真、卒業見込証明書などが必要です。願書受付期間や受験日などの日程は前年9月上旬に発表されます。

臨床検査技師国家試験(2026年)の受験手続き日程

官報公告で受験概要発表2025年9月上旬〜下旬
各学校に受験願書配布2025年10月下旬以降
願書等受験書類の受付期間2025年12月15日(月)~2026年1月5日(月)
受験票の交付2026年1月下旬発送予定
試験2026年2月18日(水)
合格発表2026年3月23日(月)午後2時
受験書類・受験願書
・写真
・返信用封筒
・卒業証明書又は卒業見込証明書 など

試験科目

試験科目は、一般問題と実地問題にわかれ、「運動学」、「臨床心理学」、「リハビリテーション医学」、「理学療法」などがあり、実際に働くために必要な知識が出題されます。解答はマークシートによる選択式の出題のみです。

試験科目

科目
医用工学概論、公衆衛生学、臨床検査医学総論、臨床検査総論、病理組織細胞学、臨床生理学、臨床化学、臨床血液学、臨床微生物学、臨床免疫学

試験時間・出題数

試験科目、出題数、試験時間は以下の通りです。出題数は1問1点の200問で、午前と午後で100問ずつ出題されます。

試験時間と出題数

午前午後
出題数100問100問
試験時間2時間30分2時間30分

臨床検査技師国家試験【2025年】の難易度・合格率

臨床検査技師試験は、合計200点満点中120点(60%)以上が合格基準です。2025年は5,131人の受験中4,340人が合格し、合格率は84.6%でした。

相対評価ではないため、合格基準にさえ到達すれば必ず合格はできますが、試験の難易度によって合格率が低い年もあります。しっかりした準備ができれば望み通りの結果が得られる可能性は高いといえるでしょう。

臨床検査技師国家試験の合格基準

臨床検査技師試験は、合計200点満点中120点(60%)以上が合格基準です。合格率は例年75〜80%です。なお、新卒者は既卒者よりも合格率が高い傾向にあり、新卒者に限れば合格率は85〜90%ほどになります。

合格者数・合格率・推移

合格率はおおよそ75〜80%ほどで推移していますが、2020年は合格率が71.5%と、例年より低い合格率でした。

2025年は5,131人の受験中4,340人が合格し、合格率は84.6%でした。

臨床検査技師 国家試験合格者数と合格率

厚生労働省発表資料より

難易度

合格率は80%を超える年もありますが、難易度が低いというわけではありません。専門の養成施設などで、必要なカリキュラムや知識を習得したうえで受験資格が与えられています。養成施設で受験資格を得てしっかり勉強することで、およそ8割は試験に合格できるといえます。

受験者数の推移

臨床検査技師国家試験の受験者数の推移は以下の通りです。2025年は5,131人が受験しました。

臨床検査技師国家試験 受験者数

厚生労働省発表資料より

臨床検査技師の求人はこちら

あなたのプロフィールを見た事業所から届く!
登録してスカウトを受け取る →

国家試験の勉強方法

国家試験では過去問対策が非常に有効です。基礎知識がついていれば、あとはひたすら問題集を繰り返すのがよいでしょう。基本は問題集で勉強しながら、すきま時間はスマートフォンなどの過去問アプリを利用するのがおすすめです。アプリは間違えた問題や苦手な分野だけを何度も繰り返し解けるため弱点克服に有用で、多くの学生に広く利用されています。

国試問題集

インターネットで入手可能な場合もありますが、本番を想定した練習ができるように問題集を購入するのがおすすめです。過去問を解くことにより、出題傾向や自分の苦手な問題もわかってきます。問題集には、年次別に問題がまとめられ、出題頻度の高い問題が厳選されているものもあります。

過去問アプリ

アプリを上手く使うと効率的な試験対策ができます。移動時間やすきま時間にスマホで勉強できるため、多くの学生が活用しています。間違えた問題や科目ごとの絞り込みや、自分以外の正解率がわかるなど、豊富な機能が実装されています。冊子などで自分の弱点分野がわかったらその分野の問題をアプリで重点的に解くなど、併用していくことが有効です。

臨床検査技師の求人はこちら

役立つおしごと情報を発信中!教えてグッピー