歯科助手に向いていない人のタイプは?業務内容から紐解きます 教えてグッピー | 医療・介護の求人・転職・募集ならグッピー
2024年4月3日更新

歯科助手に向いていない人のタイプは?業務内容から紐解きます

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歯科助手に向いていない人は?

歯科助手は、経験や資格を持っていなくても働き始められる職種です。また、全国には歯科医院が数多くあり、歯科助手求人は売り手市場という特徴もあります。そのため、歯科助手になりたいと考える人は少なくありませんが、未経験からいきなり医療業界に入ることに不安を覚える方も多いかと思います。

そこで今回は「歯科助手に向いていない人」の特徴を解説します。

後半には、歯科助手として働くうえで覚えておきたい基礎知識も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

コミュニケーションスキルが不足している人

歯科助手の仕事は、来院された患者さんが快適に診療を受けられるよう、歯科医師や歯科衛生士の業務を適切にサポートすることです。患者さんはもちろん、歯科医師や歯科衛生士などのスタッフとのコミュニケーションは、常に求められます。そのため、人と関わることや会話に苦手意識を持っている方は、歯科助手に向いていないといえるでしょう。

ただし、コミュニケーションスキルといっても、「場を盛り上げる」「商品を売り込む」といったスキルが必要なわけではありません。

大切なのは、相手と意思疎通を図ろうとする気持ちや、誠実に相手の話を聞こうとする姿勢です。コミュニケーションスキルが不足していると感じる場合は、日常生活の中で家族や友人相手に会話の練習をするといいでしょう。

細かい作業に対する忍耐力がない人

歯科助手の仕事の一つに、診療介助業務があります。これは、歯科医師や歯科衛生士の作業が円滑に進むように、治療器具の準備・片付けをしたり、診療中の補助をしたりする業務です。歯科助手は医療行為をすることはできないため、集中力が必要となる業務はそこまで発生しないと思う方もいるかもしれません。

しかし、患者さんの口内の水や唾液を吸い込むバキューム作業、歯科治療で使う器具の洗浄や滅菌といった業務は歯科助手が行うことも多く、細心の注意をもって取り組む必要があります。

また、患者さんが来院した際や予約時の事務対応、会計作業なども歯科助手の仕事です。レセプト業務やカルテ管理が含まれることもあります。金銭・個人情報を扱う業務のため、これらも集中力を持って取り組む必要があります。

このように、歯科助手の仕事は幅広い範囲においての細かい作業が必要となるため、忍耐力を持ち一つひとつの作業を丁寧に行える人でないと、続けていくのは難しいかもしれません。逆に、細かい作業をすることが苦にならない人であれば、歯科助手に向いているといえます。

歯科助手の仕事はこちら

柔軟性や適応性が低い人

ここまで説明してきたことからもわかるように、歯科助手の仕事は一人で黙々と行う必要があるものから、歯科医師や患者さんとの円滑なコミュニケーションが必要となるものまで多岐にわたります。それらが同時進行で発生する場合も少なくありません。また医療現場のため、時には予期せぬ事態が発生することもあります。そのため、歯科助手には患者さんの状態や混雑状況などに臨機応変に対応する柔軟性が求められます。

また、医療分野は年々進化しています。新しい予約システムの導入に伴い、それまでのやり方を変更する必要が出てくることもあるでしょう。衛生管理の基準が厳しくなり、器具の洗浄・滅菌作業にさらなる手順が追加されることもあるかもしれません。そのような場合にも柔軟に対応できる、適応性の高い人は歯科助手に向いているといえます。

歯科助手のよくある質問

歯科記号のMとは何ですか?
Mは、「Missing teeth」の略であり、虫歯によって失った歯を意味します。また、一本の歯のどの部分に虫歯ができているかなどを表す場合に、「歯列の中心に近づく方向」を指す「近心=Mesial」の頭文字をとって、Mと呼ぶ場合もあります。
歯科の略語でGとは何ですか?
Gは、歯肉炎を指します。歯科検診などで「GO」という結果が出た場合は、歯肉に軽い炎症はあるものの歯石はついておらず、定期的な観察と日々の適切なケアで健康な歯肉に戻れる状態を意味します。
歯科助手が口の中を触る行為は違法ですか?
歯科助手が患者さんの口の中を触ることは認められておらず、違法行為となります。診療の補助として、治療器具の準備をしたり、治療中に口内を照らすライトを調整したりといったことはできますが、口に触れることはできません。
歯科助手のバキュームとは?
バキュームは、治療中に患者さんの口内にたまった水や唾液を吸い込む機械のことです。このバキュームの取り扱いは歯科助手の基本的な業務の一つです。ただ口の中に入れておけばいいようにも感じますが、入れ方によってはうまく水分を吸い込めなかったり、頬の粘膜を吸ってしまったり、歯ぐきに当たってしまったりするため、コツを覚える必要があります。
歯科助手はネイルをしてもいいですか?
直接的な治療には携わらない歯科助手ですが、患者さんへ与える印象や治療器具の洗浄・滅菌作業を行うことから、ネイルは禁止されている場合がほとんどです。ただし、近年では派手な色や飾りがない場合はOKとする歯科医院も増えてきています。
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