歯科衛生士、月収50万は夢じゃない?理想の収入を聞きました 教えてグッピー | 医療・介護の求人・転職・募集ならグッピー
2024年1月31日更新

歯科衛生士、月収50万は夢じゃない?理想の収入を聞きました

現役歯科衛生士の座談会

歯科衛生士の皆さんが考える「理想の収入」とは。GUPPYご登録者の歯科衛生士の方々から業務で感じることを聞く座談会を行いました。理想の月収、本音のホンネは?

参加者のプロフィールはこちら

座談会に参加していただいた、6名の歯科衛生士の方々です。

プロフィール

堀籠さん(勤務歴5年)

短大卒業後正社員で歯科助手→衛生士学校→衛生士として3院目。歯科医療従事者と歯科医院のマッチングサービスを利用し勤務中。

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中山さん(勤務歴14年)

高校1年生の時に歯科助手のアルバイトをしてから転職したものの、ずっと歯科で働いてきました。出産後のブランクを経て現在は近所の施設(養護老人ホーム)で訪問歯科を週に1日バイトをしています。趣味はカラオケです。

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タケダさん(勤務歴4年)

大学卒業後現在の歯科医院に勤務、2年働いたのち、歯科衛生士学校へ入学。2020年に歯科衛生士として勤務開始。現在もフルタイムで勤務中。 趣味・特技はバスケットボール、フラワーアレンジメント。ハマっていることは動画編集です。

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落合さん(勤務歴13年)

学校卒業後、最先端の設備が整った個人歯科医院に就職。3年目に主任就任し、約13年勤続。昨年転職し、大きい医療法人に現在勤務中。 趣味は着物とテニスと読書です。

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別府さん(勤務歴6年)

新卒でインプラントメインの自費のクリニックへ就職。その後グループ展開のクリニックへオープニングスタッフとして転職。現在、医科歯科連携のクリニックで勤務中。 趣味は御朱印巡りと旅行です。

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門井さん(勤務歴23年)

一般歯科での衛生士業務、保育園での保護者向けの歯磨き指導、訪問診療、歯科衛生士学校の実習生の教務、オープニングスタッフを経験。 拡大鏡を使用した処置が得意。 趣味は手芸、アクセサリー作り。発酵食品の手作りにハマり中。手作り味噌、甘酒、キムチ、納豆、麹まで手作りするようになりました。

理想の月給を自由にお書きください

――ぶっちゃけ、理想の月給はいくらか教えていただけますか?

門井さん

50万円がいらっしゃる。

タケダさん

(50万円と記載)今、衛生士が月に保険と自費でどのくらい稼いでるかが全部分析されてるんですね。

今このお給料をもらえるとはまったく思ってないんですけど、将来的には認定歯科衛生士の資格を取って自費で担当することができたら、このぐらいいただきたいな、と思います。

中山さん

タケダさんの医院の求人、給与額のMAXに50万円って書いてあるの?

タケダさん

そうです。

別府さん

いけるといいですね。

タケダさん、山中さん

怖い!怖い!

タケダさん

理想を言ったら、これくらい欲しい。

落合さん

私35万円って書いたけど、プラス歩合。基本が35万円で歩合は自分で稼いだ割合をもっと欲しい…。

一同

(笑)

落合さん

めっちゃ謙虚に書きました。実際の求人を見て50万円は絶対無理だなって思うから、現実を見て35万円。

タケダさん

そうですね。それぐらいですよね。

中山さん

もしフルで働いていたら、今34歳なので、34万円。年齢の金額をもらえたら嬉しいなって思いました。

他の皆さん

かわいい!

別府さん

手取りで30万円は欲しいなって思っています。業務内容から考えたのと、あと奨学金を返しているので。奨学金を考えたらもう少し上がるといいな。

門井さん

30万円です。看護師さんの求人を見ると最低が30万円くらいなので。

堀籠さん

週休3日を一番希望しているのでこの金額です。週休2日で28万円より低い求人もあるから、謙虚にみてこのくらいが理想です。

門井さん

今、衛生士の活躍の場も増えてきていますよね。往診の先生から聞いたんですが、喉はこれまでは耳鼻咽喉科か内科の領域だったらしいですが、今は歯科も診る分野になってきているとか。

今後の新しい分野のスキルを身につけたら月給50万円になるかもしれないですね。

中山さん

アメリカで働いてる衛生士さんはこのくらい(50万円)が普通らしいんです。日本の相場がちょっと低いっていうのは聞いていたので。

落合さん

業務の幅の問題ですかね。そうすると、今、歯科衛生士は保険診療だけでなく自費診療のセットや調整も担当しているから、その売上が歩合給として衛生士にも振り分けられたらいいですね。

一同:

うんうん。

つづきはこちら 「勤務先を探すときの優先順位は…?」


――歯科医院の収益は保険診療の割合が大きい医院のほうが多く、スタッフの給料は一律になりやすいところはありつつも、スキルや経験が給与に反映される仕組みがあるかないかで大きくモチベーションが変わるのは間違いありません。

【参考】歯科衛生士の給料

以下の表は、常勤歯科衛生士の年代別の年収をまとめたものです。40歳から44歳で年収がピークになり、50代後半にかけて400万円台を推移します。

年齢別歯科衛生士の年収

年齢年収
20~24歳309万6,200円
25~29歳377万200円
30~34歳351万300円
35~39歳397万9,100円
40~44歳468万2,000円
45~49歳412万5,500円
50~54歳440万6,700円
55~59歳402万8,300円

厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」より

年齢による伸び幅は大きいとは言えません。しかし景気に左右されず給料額が安定している、求人数も多くある側面は歯科衛生士の魅力の一つでもあります。

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