年齢を重ねて活躍する歯科衛生士|50代が活躍|年収、働き方は?
歯科衛生士が継続的なキャリアについて「年を重ねてから、働いている姿をイメージしにくい」という声を、学生の方から聞くことがあります。
とはいえ実際には、専門性を極めて働いている方も多くおられます。今回は具体的な先輩歯科衛生士の姿や働きがいにつながるポイントを分かりやすく紹介します。
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歯科衛生士|年齢ごとの働く人口は?
まずは、歯科衛生士として働く方々の年齢について解説します。
50代以降も全体の26.4%を占める
厚生労働省の令和4年衛生行政報告例をもとに年代別(10歳階級)でみると、就業歯科衛生士の中で最も割合が高いのは40代で、全体の25.7%を占めています。また、50代以降も全体の26.4%を占めており、ベテラン層が一定の厚みを持って現場を支えています。
- 最も多いのは40代:全体の25.7%
- 次いで30代:全体の24.2%
- その次が20代(25歳未満含む):全体の23.8%
- 50代以降:全体の26.4%(50代:19.0%、60代以上:7.4%)
40代、30代、20代の3つの世代がいずれも全体の約4分の1ずつを占め、拮抗していることが特徴です。また、50代以降は26.4%(50代:19.0%、60代以上:7.4%)となっており、ベテラン層も一定の厚みを持って現場を支えていることがわかります。
キャリアの参考にしたい先輩とは?
歯科衛生士の方々を対象にアンケートを取り、ロールモデルとなった職場の先輩についてを聞きました。
経験を積むことの素晴らしさを物語るエピソードをたくさんお寄せいただきました。
1.患者対応・技術のプロ意識が高い
プロ意識の高い先輩のエピソードです。
一生勉強を続ける姿勢 いくつになっても勉強を惜しまず、患者さんを第一に考えて熱意を伝え、歯周治療を成功させる先輩。患者さんに深く信頼されていました。
卓越した技術(SRP) 実習先で出会ったベテラン衛生士。痛みも出血も全くさせずにSRPを行っている姿を見て、プロの技術を感じました。
仕事の先読みとスピード 先の先まで読んで行動し、とにかく仕事ができる先輩。その姿に憧れて、先輩の転職先まで追いかけて入職したほどです。
「公私混同」しない冷静さ 淡々と仕事をこなし、公私混同はしないけれど、患者さんにはしっかり寄り添える先輩。
能力の高さ ほぼ同年代であるにも関わらず、自分とは比較にならないほどずば抜けた能力を持っている方がいました。
2.見習いたい人柄・接遇
人柄や接遇が素晴らしい方々についてもコメントいただきました。
笑顔とホスピタリティ どんな患者さんの話も聞き、笑顔で対応する先輩。帰る時には全ての患者さんが笑顔になっている、という状態を常に心掛けていました。
相手に合わせた声がけ 患者さんの雰囲気や人柄に合わせて、声のトーンやテンポを変える先輩。処置が終わると、患者さんが皆柔らかい表情になって帰っていくのが印象的でした。
話し方のスキル とにかく話し方が上手で、参考になりました。
3.新人への関わり方が適切
新人への関わり方が素晴らしい先輩のエピソードをご紹介します。
可能性を信じてくれた先輩 新卒時代、「あなたなら大丈夫、できるよ」と私の可能性を信じ、自信を持たせてくれた先輩。指導者として本当に素敵で、私もそうなりたいと思わせてくれました。
機動力あるフリーランス フリーランスで活躍されている先輩。機動力があり、教え方も上手で、決して威張らない姿勢が尊敬できました。
職場外のメンター 勤務先にはいませんでしたが、歯科衛生士会に頼もしい先輩がいます。仕事に行き詰まった時など、何でも相談に乗ってくれ、ヒントやアドバイスをくれます。
4.将来のロールモデルになる
将来のモデルケースとなる先輩のエピソードをご紹介します。
働くママとしての強さ 子育てをしながら正社員として働いている先輩を見て、その両立を凄いと思いました。
高収入を得る実力者 給料を40万円以上もらっている衛生士の先輩。それだけ仕事を任され、評価されているという事実がとても羨ましく、目標になりました。
50代の転職事情は?
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- 経験年数:これまでの経験年数による安心感をアピール
- 具体的な診療スキル:得意な処置や専門分野を具体的に記載
- 自費診療の売上実績:実績や成果の数値を記載して実力を示す
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年齢と給料の関係は?
歯科衛生士の収入は、月給・年収ともに増加傾向にあります。常勤の歯科衛生士の給料は、40代がピークとなっています。
年収を年齢別で見ると、40代がもっとも高く434万5,200円となり、50代も400万円台を維持しています。
年齢別 歯科衛生士の年収
| 年齢 | 年収 |
|---|---|
| 20代 | 390万7,250円 |
| 30代 | 418万9,350円 |
| 40代 | 434万5,200円 |
| 50代 | 413万2,800円 |
| 60代 | 354万6,950円 |
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」より
年齢を重ねても、歯科衛生士として活躍できる職場はたくさんあります。給料や働き方の条件を確認しながら、自分に合った職場を探すには 歯科衛生士の求人一覧 から、希望条件に合う求人を探すことができます。
歯科医療を取りまく現状は?
公益社団法人日本歯科医師会が2020年に行った調査では、約9割の方が「デンタルIQは重要だと思う」と答えています。しかし「4mm以上の歯周ポケットを有する者」の割合は2011年と比べて増えており、歯周病のリスクは高まっていることがわかります。
また、虫歯になったことがある方の割合も、20代以下は2011年より減っていますが、30代以上ではほとんど変化が見られないか、増加しています。
これらのことからもわかるように、歯科に関する予防意識は年々高まっているものの、実際の口腔状況にはまだ反映されていないのが現状です。
歯科衛生士が経験を積むメリットは?
実務のスキルアップ
経験を積むことで、以下のような実務スキルが磨かれます。
専門技術の習得: 歯石除去やホワイトニング処置、矯正歯科における装置交換や診断補助など、経験を積めば積むほど高度な専門技術を身に付けることができます。
患者対応力の向上: 数多くの患者さんと接することで、一人ひとりに合った対応方法を身に付けることができ、信頼関係を築けるようになります。特にTBIは患者さんのその後のオーラルケアへの意識を高め、健康な口内環境を維持していくために欠かせないものです。子どもからご高齢の方まで幅広い世代の気持ちに寄り添ううえで、培ってきた社会経験は大いに役立ちます。
予防歯科の知識拡大: さまざまな症例に対応し、たくさんの方々に予防歯科を提供していく中で、予防歯科の知識を広げ、技術を高めていくことができます。経験を重ねることで、歯科衛生士として健康管理指導の幅を広げることが可能です。
キャリアアップの可能性
また、経験を積むことで、新たなキャリアパスが開けることは働きがいにつながります。
認定歯科衛生士の取得: 認定歯科衛生士とは、特定の分野における高度な知識や技術が認められた歯科衛生士が取得できる資格です。歯科衛生士として基本的な技術を習得した後は、認定歯科衛生士になることで特定分野のエキスパートとして活躍することが可能になります。
管理職への道: 歯科衛生士として基本的な経験を積んだ後は、チームリーダーや教育担当としてステップアップすることが可能です。役職に就くことで昇給が見込めるほか、それまでとは異なる立場で診療に携わることで、新たな経験も積むことができるようになります。
フリーランスの選択肢: 一昔前までは、歯科医院や病院に雇用されるのが歯科衛生士の働き方の基本でしたが、現在ではさまざまな働き方が生まれています。フリーランス歯科衛生士として複数の歯科医院で診療を行ったり、歯科衛生士の採用や教育に特化したコンサルティング業を行ったりと、経験と実績があれば、自由な働き方を視野に入れることが可能になります。
自己成長&やりがいの実感
実務を通じて得られる達成感や自己成長も魅力です。
患者さんの「ありがとう」がやりがいになる
歯科衛生士を続ける中で得られる患者さんからの声は、やりがいになります。「次もあなたに担当してもらいたい」「あなたに担当してもらってよかった」など、患者さんからの温かい言葉が、さらにスキルアップしようと思うモチベーションにつながります。
自分の成長を実感し、自信を持てるようになる
経験を重ねていくと、歯科衛生士として成長していることを実感できます。初めは難しいと感じていた作業が難なくできるようになったり、さらに専門的なスキルを身に付けたいと思うようになったり、スキルアップしている実感が自信につながります。
予防歯科のスペシャリストとして
若年層の虫歯は減っている一方で、歯周病はどの年代においても増加しています。歯を失う原因の一位である歯周病を予防し、地域の方々の口内環境を健康的に維持していくためには、予防歯科のスペシャリストである歯科衛生士の力が欠かせません。歯周病で悩む患者さんを減らすのは簡単なことではありませんが、一朝一夕ではできないことだからこそ、やりがいを感じられるはずです。
訪問歯科・口腔機能管理などニーズある分野に対応
歯科衛生士として経験を重ねていくことで、さまざまな症例に対応する力が身につきます。特に、今後さらにニーズが増えていくことが予想されている訪問歯科診療や口腔機能管理などのスキルを習得できることは、歯科衛生士としてキャリアアップし長く活躍するために大いに役立つでしょう。
経験をもとに新しい医療を知る楽しさ
CAD/CAMシステムによる補綴物の制作や口腔内スキャンによる計測、AIによる治療計画のアシストなど、歯科医療業界には新しい技術が次々と生まれています。そしてそれは、歯科衛生士が中心となって行う予防歯科の分野でも同様です。スマホアプリを使った健康管理アドバイス、リモートでの口腔衛生指導など、最新技術の活用やトレンドを意識した診療体制の変化に対応できるようになることで、長く歯科衛生士として活躍することができます。
後進を育て自分も成長
また、歯科衛生士として経験を重ねていくということは、後進のロールモデルになるということでもあります。いくつになっても勉強を惜しまない先輩歯科衛生士の姿や、患者さんから信頼されている先輩歯科衛生士の姿は、働き始めて間もない歯科衛生士の目標になります。
また、指導者として尊敬できる先輩の姿や、フリーランスで活躍している先輩の姿を見て、自分もそうなりたいと思う歯科衛生士もいます。
歯科衛生士として経験を積んでいくということは、自分自身の成長はもちろん、後輩歯科衛生士の目標や励みになるということでもあるのです。
収入アップの可能性
経験を重ね知識や技術を評価されるようになることで、収入の増加が期待できます。
予防歯科、矯正歯科、審美治療、訪問歯科診療などの専門的なスキルや経験を持っていればさらに需要が高く、転職活動も有利に進めることができるでしょう。
また、独立してサロンを開いたり、採用に悩む歯科医院に対してコンサルティングをしたりと、歯科衛生士としての経験をベースにほかのビジネスをすることも可能です。
あなたのスキルを転職で評価
歯科衛生士が経験を積むことは、技術力やキャリアの向上だけでなく、自分自身の成長や働きがいにつながる重要なステップです。
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よくある質問
- 歯科衛生士の平均時給はどれくらいですか?
- パートで働く歯科衛生士の平均時給は、2025年時点で全国平均1,665円〜2,180円(GUPPY調べ)です。都市部や自由診療を多く扱う医院ではさらに高時給が期待でき、年々上昇傾向にあります。
- 地域によって時給に差はありますか?
- はい、関東などの都市部では歯科衛生士の需要が高く、時給も高い傾向にあります。2025年時点で最も高い地域は関東(下限1,736円・上限2,327円)、最も低いのは沖縄(下限1,330円・上限1,644円)となっています。
- パート勤務でも昇給はありますか?
- 昇給制度や資格手当が整っている歯科医院では、パートでも実績やスキルに応じて時給アップが見込めます。認定歯科衛生士資格の取得や、自由診療での成果によって収入が上がるケースもあります。


