歯科について、様々な質問にわかりやすくお答えいたします。
歯科を目指す学生の方も、転職を考えている方も、正しい知識のもと理想の仕事を探したり、就職・転職の参考になればと思います。
※順次情報の追加・更新をしています。
歯科医師の仕事内容
歯科医師の仕事内容は、口腔内とその周囲の病気やケガの治療です。具体的には「むし歯や歯周病の治療」「予防処置」「機能回復」「矯正」「口腔外科治療」などがあります。
歯科医師の給料
歯科医師の平均給料は、年収が787万5,100円、月給が各種手当込みで59万4,800円です。賞与・ボーナスは73万7,500円、時給は5,314円となっています。
歯科医師の国家試験
歯科医師国家試験は、合格すると歯科医師免許が取得できる国家試験です。試験は年1回、1月下旬から2月上旬の土日に実施され、合格発表は3月中旬です。6年間学ぶ歯学部の課程を修めて卒業すると、受験資格が得られます。
歯科医師の就職先
歯科医師は、就職先の97%が病院や診療所などの医療機関です。医療機関の中では、歯科医院(デンタルクリニック)が全体の85.9%を占めています。
歯科医師の転職理由
歯科医師の転職理由は、「より専門性を高めたい」「開業スキルを学びたい」などのキャリアアップをはじめ、「人間関係の悪化」や「待遇への不満」など勤務先への不満などがあります。
歯科医師の将来性
歯科医師は、医師などと同じように社会にとって不可欠な存在であり、将来性がある仕事といえます。むし歯などの治療はもちろん、口腔内の健康が全身の健康に影響を及ぼすため、歯科医療に大きな期待が寄せられています。
歯科医師になるには
歯科医師になるには、歯科医師国家試験に合格する必要があります。歯科医師国家試験は、高校卒業後に大学の歯学部に入学し、6年間の決められた課程を修了・卒業することで受験できます。
歯科医師の学校・大学
歯科医師になるためには、大学の歯学部を卒業して、歯科医師国家試験に合格する必要があります。歯学部は6年制です。歯学部は全国に29学部あり、国立が11学部、公立が1学部、私立が17学部です。
歯科医師の開業
歯科医師は、将来的に開業をする人が非常に多い職業です。全体では56%の人が開業しており、60代では81%が開業しています。開業者のなかでは50代と60代で62%を占めています。
歯科衛生士の仕事内容
歯科衛生士の仕事内容は、「歯科予防処置」「保健指導」「診療補助」「口腔機能訓練」などの専門業務があります。近年ではホワイトニングなども…
歯科衛生士の給料
歯科衛生士の給料は、平均年収が356万1,100円、月給は各種手当込みで23万円~27万円程度で、賞与・ボーナスは42万円~65万円程度です。2021年卒の初任給の平均は24万7,419円と一般大卒の初任給を超えています。
歯科衛生士の国家試験
歯科衛生士国家試験は、歯科衛生士免許を取得するための国家試験です。年1回、3月初旬の日曜日に実施されます。試験には受験資格が必要で、指定の学校のカリキュラムを経て、卒業することで得られます。
歯科衛生士の就職先
歯科衛生士の就職先は、全体の9割以上が歯科医院(デンタルクリニック)です。次に多いのが、一般歯科より難しい症例などを扱う病院で5%。そのほか、高齢者への口腔ケアなどを行う介護施設や訪問歯科診療…
歯科衛生士の転職理由
歯科衛生士の転職理由は、「人間関係」や「給与・待遇面」、「仕事内容」、「勤務形態・勤務時間」などが多い傾向にあります。歯科衛生士の9割が務める歯科医院では、少人数で仕事を行うことが多く…
歯科衛生士の将来性
歯科衛生士は将来性のある仕事の一つです。予防歯科が重視される昨今の歯科診療において、国家資格が必要な歯科衛生士は専門技術を持つ不可欠な存在といえます。資格は一度取得すると一生使え、就職や転職もしやすいです。
歯科衛生士の専門学校・養成校
歯科衛生士になるには、歯科衛生士を養成する専門の学校に通う必要があります。就学年数は最低3年で、養成校には4年制の大学、3年制の短期大学と専門学校があります。
歯科衛生士になるには
歯科衛生士になるには、⻭科衛⽣⼠国家試験に合格する必要があります。高校卒業後に文部科学大臣指定の歯科衛生士学校や、都道府県知事指定の歯科衛生士養成所で、決められた科目を修得し、卒業することで受験資格が得られます。
歯科衛生士の求人倍率
歯科衛生士の新卒者に対する求人倍率は、20.7倍という高さです。多くの歯科医院で予防や口腔ケアを重視するようになり、歯科衛生士不足となっています。
歯科技工士になるには
歯科技工士になるには、歯科技工士国家試験に合格する必要があります。歯科技工士国家試験は、高校卒業後に指定の歯科技工士養成学校に入学し、卒業することで受験資格が得られます。
歯科技工士の給料
歯科技工士の平均給料は、年収が390万1,600円、月給は各種手当て込みで28万8,300円、賞与・ボーナスは44万2,000円です。また、初任給は18万2,400~20万4,400円で、時給は1,168円となっています。
歯科技工士の国家試験
歯科技工士国家試験は、歯科技工士免許を取得するための国家試験です。年1回、2月後半の日曜日に実施され、合格発表は3月下旬です。歯科技工士国家試験には受験資格があり、受験するためには指定の歯科技工士養成学校を卒業する必要があります。
歯科助手の年収・給料・賞与(ボーナス)
歯科助手の給料は、2022年実績で平均年収が312万100円、各種手当込みで月給は平均23万2,800円です。
歯科助手の仕事内容
歯科助手は、歯科医院で「受付」「診療介助」「備品の管理」「事務業務」などさまざまな仕事をこなします。歯科助手になるためには、資格は特に必要なく、誰でもなることができます。…
歯科助手になるには
歯科助手とは歯科医院などで歯科医師の診療のサポートを担う職種で、受付や会計、医療器具の滅菌・消毒、片付けや患者の接遇などが主な業務です。歯科助手になるために必須の資格はありませんが、民間資格は複数あり、資格を取得することで深い知識やスキルを示すことができます。