歯科助手の給料相場とは?平均年収・月給・初任給をデータで比較【令和6年版】
歯科助手の給料は、2024年実績で平均年収が322万9,200円、各種手当込みで月給は平均23万9,100円です。これに加えて平均36万円の賞与がつきます。2024年卒の初任給の平均は19万9,900円と一般大卒の初任給と比べると低めの水準です。アルバイトやパートの場合、平均時給は1,281円です。
なお、歯科助手の給与水準は公的に発表されているものがないため、厚生労働省が発表する、令和6年賃金構造基本統計調査の「その他の保健医療サービス職業従事者」の項を参考に紹介します。
| 歯科助手の給料相場 | |
|---|---|
| 年収 | 322万9,200円 |
| 月給 | 23万9,100円 |
| 賞与・ボーナス | 36万円 |
| 初任給 | 19万9,900円 (20〜24歳で就業経験0年の歯科助手の平均月給) |
| 時給 | 1,281円 |
(令和6年賃金構造基本統計調査)
目次
歯科助手の初任給
2024年卒の歯科助手の初任給は平均19万9,900円でした(厚生労働省のデータより、20~24歳かつ経験年数0年目で算出)。大卒正社員の一般平均である22万8,500円と比べると、低めの初任給となっています。賞与・ボーナスを合わせた年収は244万2,000円となりました。
また年齢を問わない全体の0年目初任給としては、月給が20万100円、賞与・ボーナス等が3万4,500円、年収換算で243万5,700円となっています。歯科助手は既卒社会人が未経験から転職することも多い職種のため、こちらの数値もぜひ参考にしてみてください。
歯科助手の初任給
| 年収 | 月給 | 賞与・ボーナス |
|---|---|---|
| 244万2,000円 | 19万9,900円 | 4万3,200円 |
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査(その他の保健医療サービス職業従事者)」より
歯科助手の年収
歯科助手の2024年の平均年収は322万9,200円です。規模別に見ると、100~999人の従業員を抱える組織が一番高い給料となっています。年齢別推移をみると、40~44歳が最も高く、355万4,100円でした。年収は年齢に比例して徐々に上がっていくというわけではなく、個人のスキルや経験年数、働き方による差異が出やすいと考えられます。
規模別の平均年収
歯科助手の年収を勤務先の規模別に比べた結果、規模の大きさに完全には比例せず、100〜999人の施設が最も年収が高い結果となりました。具体的には、100〜999人の施設が399万3,000円ともっとも高く、5~9人規模、10~99人規模も300万円台をキープする一方で、1,000人以上の施設は267万7,000円となります。
勤務先規模別 歯科助手年収
令和6年賃金構造基本統計調査より
年齢別の年収
年収を年齢別でみると、「20~24歳」が平均270万6,000円で、その後「35~39歳」で326万4,700円、「40~44歳」で355万4,100円となります。
年齢とともに着実に年収が上がるように見えますが、「45~49歳」では316万4,600円と下降します。歯科助手は無資格・未経験で他業界からの転職が可能ということを考えると、子育てが落ち着いた主婦(夫)のセカンドキャリアなどで、40代・50代以降でも0年目として挑戦しやすく、平均年収が変動しすい可能性があります。
歯科助手の年収
| 年齢 | 年収 |
|---|---|
| 20~24歳 | 270万6,000円 |
| 25~29歳 | 307万7,900円 |
| 30~34歳 | 300万8,600円 |
| 35~39歳 | 326万4,700円 |
| 40~44歳 | 355万4,100円 |
| 45~49歳 | 316万4,600円 |
| 50~54歳 | 337万5,900円 |
| 55~59歳 | 314万4,000円 |
| 60~64歳 | 291万2,000円 |
| 65~69歳 | 247万500円 |
| 70歳~ | 152万3,900円 |
「令和6年賃金構造基本統計調査」より
平均年収の推移
歯科助手(その他の保健医療サービス職業従事者)の平均年収は、ここ3年では320万円前後を推移しています。
2024年は322万9,200円と前年よりは上昇したものの、大きな変動はありませんでした。
歯科助手 年収推移
厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より
Q. 家庭や育児と両立しやすい職場はありますか?
A. 多くの歯科医院では、午前のみ・週2〜3日勤務・扶養内など柔軟なシフトを導入しています。子育て中のスタッフが多い職場もあり、学校行事や家庭の都合にも理解のある医院が増えています。 家庭と両立しやすい仕事を見る →
歯科助手の月給
歯科助手の2024年の月給は、基本給と各種手当を含めると平均23万9,100円です。この中には時間外勤務などの諸手当が1万4,600円含まれており、ここから所得税や社会保険料などを引いた額が月給として支給されます。規模を問わない全体の平均年齢は34.9歳、平均勤続年数が6.4年です。 規模別に見ると、100〜999人の施設が24万3,900円と高く、1,000人以上の施設が19万8,000円と最も低くなっています。手当も100〜999人の施設の平均1万6,900円が最大値でした。
歯科助手の月給
| 組織規模 | 5~9人 | 10~99人 | 100~999人 | 1,000人以上 | 全事業所平均 |
|---|---|---|---|---|---|
| 月給 (手当込み) | 23万9,700円 | 24万2,500円 | 24万3,900円 | 19万8,000円 | 23万9,100円 |
| 月給 (手当含まず) | 22万9,500円 | 22万7,500円 | 22万7,000円 | 19万1,200円 | 22万4,500円 |
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」より
歯科助手の賞与・ボーナス
歯科助手の賞与は、従業員が10人以上いる事業所の平均で年36万円です。規模別に見ると、10〜99人規模では34万500円、100〜999人規模では46万6,800円、1,000人以上の規模では30万1,700円でした。平均月給額と同様に、1,000人以上の規模の施設の金額が低い傾向となっています。
歯科助手の賞与
| 組織規模 (従業員数) | 10~99人 | 100~999人 | 1,000人以上 | 全事業所平均 |
|---|---|---|---|---|
| 賞与・ボーナス | 34万500円 | 46万6,800円 | 30万1,700円 | 36万円 |
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」より
歯科助手の時給
アルバイト・非常勤等、短時間労働における歯科助手の平均時給は1,281円で、令和6年の東京都の最低賃金1,163円より少し高い数値となっています。規模別では1,000人以上の施設で1,274円、100〜999人の施設で1,134円、10〜99人の施設で1,336円となり、時給においては100〜999人の施設が最も低い金額になりました。
短時間勤務の歯科助手の時給
| 組織規模 (従業員数) | 10~99人 | 100~999人 | 1,000人以上 | 全事業所平均 |
|---|---|---|---|---|
| 短時間勤務の 歯科助手の時給 | 1,336円 | 1,134円 | 1,274円 | 1,281円 |
「令和6年賃金構造基本統計調査」より
手当・福利厚生
一般的な通勤手当、時間外手当(残業手当)以外にも、施設によってさまざまな手当てがあり、正社員の場合は多くの職場で社会保険が完備されています。施設によっては「歯科助手実務者」などの民間資格手当があり、合格して資格取得できれば高待遇も期待できるでしょう。また、ホワイトニングや歯科治療の割引、歯ブラシ等の原価購入ができる場合もあるのは、歯科医院ならではの福利厚生と言えるでしょう。
Q. 歯科助手はどんな働き方ができますか?
A. 歯科助手は正社員・パート・アルバイトなど、多様な働き方が可能です。
午前のみ・午後のみ勤務など、子育てや家事と両立できる短時間シフトも多く見られます。ワークライフバランスを重視した勤務がしやすい職種です。 働きやすい歯科助手求人を探す →
Q. 未経験でも歯科助手として働けますか?
A. はい、未経験・無資格から始められる医療系職種の一つです。
先輩スタッフや歯科衛生士のサポートを受けながら、器具の準備や受付業務などを覚えていけます。医療の現場で人と関わる仕事をしたい方にぴったりです。 未経験歓迎の求人を見る →
● 採用担当者があなたを見つけてくれる
プロフィールを登録すると、自分に合ったスカウトが届きやすくなります。
● 会員限定機能が使える
「気になる!」や履歴書・職務経歴書作成などの便利な機能が利用可能。
● 応募や見学がカンタン
名前や住所を毎回入力せずに、応募・見学希望メッセージが送れます。
● 匿名で質問できる
スカウト返信時に匿名で質問ができ、応募前の不安を解消できます。
● 希望条件に合う求人が届く
登録した条件に合わせて、マッチした求人がメールで届きます。
その他の事務・アシスタント職はこちら
求人サイトGUPPYでは、50職以上の医療職の求人を掲載しています。事務系職種/アシスタント職は幅広い職場を掲載しています。



