社会福祉士の年収・給料・賞与(ボーナス) 教えてグッピー | 医療・介護の求人・転職・募集ならグッピー
2023年8月9日更新

社会福祉士の年収・給料・賞与(ボーナス)

社会福祉士の年収は約403万円、月給は約28万円です。社会福祉士の給料に関する統計情報として、主に令和2年度社会福祉士就労状況調査(以下、就労状況調査)を参照して紹介します。一部の情報は令和4年度賃金構造基本統計調査における「その他の社会福祉専門職業従事者」から紹介します。こちらの情報は社会福祉士以外にも複数の職業を含んでいるため、就労状況調査の方がより実態に近いデータと言えそうです。

社会福祉士の給料相場
平均年収403万円
月給28万7,300円
賞与・ボーナス約70万8,900円
初任給23万3,200円
経験年数0年、20〜24歳の社会福祉士の平均月給)
時給1,395円

今回の 教えてグッピー 社会福祉士 では、社会福祉士の規模別・年齢別の年収、月給、賞与、手当などについて見ていきます。

社会福祉士の初任給

賃金構造基本統計調査によれば、社会福祉士の初任給は約297万7,200円で、月給に換算すると約23万3,200円です。初任給は、地域や学歴、特定の資格の有無などによって相応に変動する可能性があります。

社会福祉士の年収

就労状況調査によれば、社会福祉士の平均年収は約403万円となっています。なお、賃金構造基本統計調査における「その他の社会福祉専門職業従事者」の平均年収は約415万6,500万円で、月給では約28万7,300円となっています。

勤務別の年収

以下の図は事業種別の平均年収です。社会福祉士はさまざまな事業領域で活躍しますが、事業施設によって平均年収は異なります。例えば、生活保護関係や地域福祉関係、行政機関などの事業種においては社会福祉士として平均以上の年収が期待できますが、一方で学校教育関係は平均よりも低い傾向にあるようです。

勤務先別 社会福祉士の年収

令和2年度社会福祉士就労状況調査より集計

年齢別の年収

以下の図は性別・年齢層別の平均年収を示した図です。男性に関しては50代まで上昇し続け、60代以降では減少に転じます。この傾向は他の多くの職業でも認められます。一方、女性は男性に比べて年収の上昇が非常にゆるやかです。この平均年収における男女差については他の多くの職業でも見られる傾向ですが、就業時間や継続勤務の年数の違いなどの影響も考えられます。

年齢別の年収

年齢男性女性
20~29歳332万円320万円
30~39歳426万円347万円
40~49歳501万円380万円
50~59歳564万円421万円
60~歳418万円321万円

令和2年度社会福祉士就労状況調査より集計

平均年収の推移

以下の図は社会福祉士における平均年収の推移です。2015年から2020年にかけて、377万円から403万円へと増加していることがわかります。

社会福祉士 年収推移

令和2年度社会福祉士就労状況調査より集計

社会福祉士の月給

令和4年度賃金構造基本統計調査によれば、社会福祉士の月給は経験や所属組織によって違いはありますが、約28万7,300円が相場のようです。

社会福祉士の月給

組織規模10~99人100~999人1,000人以上全事業所平均
月給
(手当込み)
28万1,000円28万9,900円30万5,500円28万7,300円
月給
(手当含まず)
27万1,800円27万9,500円28万5,400円27万6,600円
勤続年数1010.010.69.5

厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」より

賞与・ボーナス

令和4年度賃金構造基本統計調査によれば、社会福祉士の賞与は約70万8,900円となっています。賞与については勤め先によって違いが大きく、規模の大きな施設では年2回支払われることもありますし、反対に支給自体がされない施設もあります。

社会福祉士の賞与・ボーナス

組織規模10~99人100~999人1,000人以上全事業所平均
賞与・ボーナス65万7,800円72万9,800円85万2,500円70万900円
平均年齢43.343.746.544.9
勤続年数1010.010.69.5

賃金構造基本統計調査(厚生労働省)より

時給

社会福祉士も、パートや派遣社員といった業務形態では時給制が普通です。令和4年度賃金構造基本統計調査によれば、社会福祉士の時給は約1,395円です。この金額は地域や業務内容などによって異なります。

公務員として働く社会福祉士の給料

地方公務員の福祉職の平均月収は34万333円です。福祉職には社会福祉士以外にも、精神保健福祉士や児童指導員などが含まれます。

手当・福利厚生

多くの職場で、社会保険が完備(社保完)されており、通勤手当、時間外手当(残業手当)の他、家賃補助などの住宅手当、役職手当などがつく場合があります。こうした手当は勤務先によって異なりますので、十分に確認する必要があります。また非常勤の場合は会社の社会保険がなかったり、個人で加入したりすることもあります。

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