介護助手(介護補助)になるには 教えてグッピー | 医療・介護の求人・転職・募集ならグッピー
2023年7月12日更新

介護助手(介護補助)になるには

介護助手とは、介護施設で利用者の介護に直接携わらない、清掃、洗濯、配膳など補助業務を担当する職種です。介護助手になるためには、資格は必要なく誰でもなることができます。介護業界では人手不足が深刻になっており、介護の質の低下も懸念されます。そのような状況のなか、介護助手が資格なしでも携われる仕事を行い、資格者が専門スキルの必要な業務に専念する分業化が進んでいます。これによって期待されるのが、サービスの質や働きやすさの向上です。介護助手の担い手としては、利用者の気持ちを理解しやすい高齢者がまず考えられますが、介護業界に興味があり資格がなくても経験してみたいという人にも向いた職種です。

介護関連の資格
介護職員初任者研修修了すると利用者さんの身体に直接触れる身体介護を行うことができる
介護福祉士実務者研修修了すると一般的介護に加え医療的ケア、痰の吸引なども行うことができる
介護福祉士国家資格。幅広く介護全般の仕事を担うことができ、現場でのリーダー的な役割もこなす。取得には国家試験合格が必要

今回の 教えてグッピー介護助手 では、介護助手の仕事に就く方法や介護助手の仕事内容、給料などについて解説します。

介護助手(介護補助)とは

介護助手は、介護施設での業務のうち、掃除洗濯リネン交換など補助業務の仕事を担う職種で、介護補助とも呼ばれます。介護業界における人手不足が深刻になる中、資格がなくてもできる業務を担い、介護職員が専門的な仕事に専念することに貢献しています。現在は、介護保険制度上の正式な職業ではありませんが、近い将来には正式な職種することも検討されています。

介護サービスの利用者と同年代の人が関わることで、介護の質も上がることから、健康な高齢者が介護助手として活躍することが期待されています。高齢者が自らの役割を持って社会参加し、生きがいを持つことの効果もあります。その他、資格は持っていないものの、介護の仕事に興味がある人が最初にチャレンジする職種としても注目されています。

介護助手(介護補助)とは
役割介護人材不足の中、資格・スキルを持った人が専門業務に専念できるように、それ以外の業務を担う
担い手利用者の気持ちを理解しやすい高齢者
生きがいや社会での役割を持ちたい高齢者
無資格だが興味があるので介護の仕事を経験したい人

介護助手に必要な試験・資格

介護助手になるには、特に資格は必要ありません。一般的な職種と同じように、介護施設が出している求人に応募し、採用されれば介護に関して資格を持たなくても介護助手として働くことができます。

まったく知識がなく業務に携わるのは不安だという人は、介護未経験者が基本的な知識をつけることのできる研修「介護に関する入門的研修」を受講するのもおすすめです。自治体が主催して研修会が開かれており、無料で受けられるものも多くあります。総時間数21時間、3日〜1週間程度で受講を修了することができます。

介護助手の就職先・施設

介護助手が就職し活躍するのは、介護施設です。具体的には、利用者が入居する「介護老人保健施設」(老健)、「介護老人福祉施設」(特別養護老人ホーム・特養)、自宅から通って介護やリハビリのサービスを受ける「通所リハビリテーション」(デイケア)、「通所介護」(デイサービス)などがあります。

介護助手の主な就職先
入所施設介護老人保健施設入所していた人が、退院後、自宅での生活を目指してリハビリや医療、介護を受けて生活する施設
介護老人福祉施設
(特別養護老人ホーム)
常時介護を必要とする人が生活する施設。原則として要介護3以上の人が入所する。
通所施設通所リハビリテーション(デイケア)自宅で生活する人が、リハビリや入浴、食事、介護サービスを受けるため通う施設。デイサービスに比べ、医学的管理が必要な利用者が多い。
通所介護
(デイサービス)
自宅で生活する人が、入浴、食事、介護サービス、リハビリを受けるため通う施設。

仕事内容・業務

介護では利用者の身体に触れることのある業務などは、有資格者でなければ行うことができません。介護助手は、掃除、洗濯、シーツ交換、物品補充、配膳や下膳、食器洗い、リハビリ器具の準備・片づけなど、専門知識や技術がなくてもできる業務を担います。

そのほか、ある程度の経験を積むと、利用者の身体の状態に合わせたベッドメイキング、食事の見守りや食事量のチェック、トイレ移動の際の声かけなども行えるようになります。さらに、同年代の立場からより利用者が楽しめるレクリエーションの企画を立てたり、話し相手となったりすることもあります。身体に触れなくても言葉を交わすなど、利用者と触れあうことは新人介護助手では任されることはなく現場での経験が必要です。自治体や施設によっては簡単な研修が課されることもあります。

介護助手(介護補助)とは
清掃や環境整備部屋の掃除、片づけ、ゴミ捨て、物品の補充、洗濯、ベッドメイキング
食事関連配膳、下膳、お茶の配布、食事道具の配布、食事量チェック、食事の見守り、皿洗い
各種サポートリハビリの器具準備、片づけ、趣味活動のサポート、トイレや移動の際の声かけ
その他送迎車の運転、草花の水やり

介護助手の月給・時給など給料

介護助手の給料において月給等については、公的な調査結果は発表されていません。資格を持った介護職員と比較すると専門技術を持たない分、給料は低くなります。GUPPYの調べでは、時給で850円〜1,300円程度、日給で5,000円〜11,000円程度、月給では15万円〜24万円程度となっています。地域差が大きく1日の勤務時間も施設により異なります。

適性・向いている人

介護助手は、介護現場を陰で支える仕事であり、人の役に立つことが好きな人に向いています。掃除、洗濯などを丁寧にできること、細かいことに気づく能力も大切です。介護現場では多職種が協力して働くので、いろいろな人との交流が好きな人ことも大切です。高齢者や介護現場で働いてみたい人など、幅広い人に開かれた仕事でもあります。

人の役に立つことが好き

介護助手の仕事は、介護の資格を持った専門職をサポートし、介護現場での人材不足を解消につなげる仕事です。介護サービスを提供する人、利用する人、両方の役に立てるため、人の役に立つことが好きな人は、大きなやりがいを持てるでしょう。介護助手の仕事は細かい仕事もたくさんあります。「もっと役に立つにはどうしたらよいか」と創意工夫ができる人に向いています。

細かいことに気がつく、きれい好き

介護助手の仕事には、掃除、洗濯、シーツの交換など、介護施設内を清潔にするものがたくさんあります。きれい好きで、細かいところまで注意をはらって丁寧な仕事ができる人が喜ばれます。配膳、下膳など、繊細な心配りが必要な仕事も多くあり、経験を積むと、利用者に異変がないかチェックしながらの見守りや、話し相手としての役割も果たすため、細かいことに気づけることは重要な適性のひとつです。

いろいろな人と交流することが好き

介護施設では、介護福祉士を中心に、介護資格を持った人材、リハビリの専門家、歯科衛生士や栄養士、調理師、ソーシャルワーカーなど、さまざまな人材が活躍しています。それぞれが専門性を発揮して介護サービスを提供しており、いろいろな人との交流を楽しめる人は特に楽しく働けるでしょう。

定年後も役割を持って生活したい

介護助手は、地域の高齢者が活躍できる職種として期待されています。定年後、家に引きこもってしまうことなく、社会貢献できる役割を持ちたいと考える人には特に適した仕事です。利用者の同年代として気持ちを理解しやすい点でも適性があります。役割を持って生活できることは、その人自身の健康維持にも貢献し、精神面にもハリが出ます。自分自身の生活の質を上げる意味でも介護助手の仕事は有益でしょう。

将来介護業界で活躍したい

介護業界で働くためには一般的に、介護の研修を受けたり、国家資格を取得するなど資格が必要です。そのため、参入する人が限られてしまうこともあります。介護助手は資格に関しては条件がなく誰でもなることができるので、「介護業界に興味があるけれど、自分に合うかどうか不安」という人がまず挑戦するのにも向いています。今後、介護助手が正式な職種として位置づけられるとますます導入事業所も増え、介護現場で働いてみたい人がまず就く職種として確立されるでしょう。

役立つおしごと情報を発信中!教えてグッピー