介護福祉士になるには?資格の取得方法や仕事内容を解説! | 医療・介護の求人・転職・募集ならグッピー

介護福祉士になるには?資格の取得方法や仕事内容を解説!
介護福祉士になるには?資格の取得方法や仕事内容を解説!

スキルアップや転職を有利に進めるため、資格取得を目指している人も多いのではないでしょうか。資格を取得すれば、就職の際にアピールしやすくなるだけではなく、給与のアップも期待できます。この記事では、介護福祉士の資格について、取得方法やメリット・デメリットを紹介します。仕事内容についても詳しく解説していますので、取得を検討している人はぜひ参考にしてください。

介護福祉士はどんな資格?

介護福祉士とは、「社会福祉士及び介護福祉士法」で定められた国家資格の1つです。介護における専門的な知識を有し、適切な介護業務を行うため定められています。介護・福祉業界では、介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士の3種類を合わせて「福祉系の三大国家資格」と呼ばれています。介護業務に携わるケアワーカーのための資格で、受験資格にはいくつかの条件が定められているほか、資格試験を受験せずに養成施設へ通っても取得可能です。受験資格の詳細、取得方法については、後で詳しく解説します。

ヘルパー2級や初任者研修は介護業界へ入職するために必要となる資格ですが、介護福祉士はさらに一歩先へ進むための重要な資格です。介護士の待遇はこれからも上がることが期待されており、今から介護福祉士を取得しておけば、将来無駄になることは少ないでしょう。高齢化社会といわれている現代において、介護福祉士は今後も需要が見込める、注目度の高い資格です。特に福祉業界では、高齢者が急増する「2025年問題」への対策が求められていますが、介護士の数はまだまだ足りていません。介護の現場では常に人手不足が叫ばれていることもあり、介護福祉士を取得することで、自分に合う職場を探しやすくなるなどのさまざまなメリットがあります。

介護業界へ入職したものの、もっといろいろな仕事がしたい、キャリアアップを目指したいといった場合には、介護福祉士の取得を目指すのがおすすめです。

介護福祉士の資格を取得するメリット

介護福祉士を取得するメリットは多くあります。1つずつ解説しますので、取得を検討する際はこちらを参考にしてください。

更新が不要

介護福祉士は、一度登録申請してしまえば更新研修などの必要はありません。例えば、同じ介護・福祉系の資格であるケアマネジャーは、5年ごとの更新制です。こうした更新が必要な国家資格に比べ、介護福祉士は半永久的に継続となるため、うっかり資格が消失してしまうリスクもありません。唯一の介護福祉士の資格喪失条件としては、「禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなった日から起算して2年を経過しない者」のみです。介護福祉士として信用を貶める行為がない限り、はく奪となることはありません。

好待遇を得やすい

介護福祉士は国家資格であり、企業や介護施設からの信頼も厚い資格です。一定以上のスキルを持っている証明になるため、介護福祉士を雇用したいという施設は多くあります。そのため、介護福祉士を所有していると、時給や給与アップ、資格手当などの好待遇を受けやすくなります。資格手当については施設ごとで異なりますが、約1万円~2万円であるケースがほとんどです。

履歴書でアピールできる

国家資格である介護福祉士は、履歴書に保有資格として記載できます。求人に応募する段階でアピールできるため、一定以上のスキルがあると一目で把握してもらえる点がメリットです。求職者の採用は時間やコストを割いているため、施設側としても良い人材に長く勤めてもらうため、慎重に審査します。ある程度の現場経験を積んでいる、専門知識を備えているなどのさまざまな証明になる介護福祉士は、大きなアピールポイントです。

キャリアアップが目指せる

介護福祉士を取得していると、役職や新たな資格を目指せるなど、幅広い仕事が行えるようになります。例えば、サービス提供責任者などの役職は、介護福祉士が必須資格です。介護のケアプランを立てるケアマネジャーの資格を取得する要件の1つにも介護福祉士としての実務経験が求められ、介護現場以外のさまざまな仕事を視野に入れられるようになります。将来キャリアアップを目指したい場合の足掛かりともなるため、取得しておいて損はない資格といえるでしょう。

介護福祉士になるためのルートは?

介護福祉士を取得するためには、いくつかのルートがあります。1つずつ解説しますので、自身に合った取得方法を検討してください。

介護福祉士になるためのルートは?

養成施設に通う場合

未経験から介護福祉士を取得するケースでは、養成施設が最も短いルートです。高校・大学を卒業した後、文部科学大臣及び厚生労働大臣の指定した学校や、都道府県知事の指定した養成施設に1~2年通います。このケースでは、実技試験が免除されます。平成29年~令和3年度に養成施設を卒業した場合、筆記試験を受けて合格すれば介護福祉士としての登録が可能です。筆記試験に不合格だった場合や試験を受けない場合、卒業後5年間の期限付きで介護福祉士に登録します。その後本格的に介護福祉士となるためには、「実務経験5年(継続)」、もしくは筆記試験に合格することが条件です。

令和4年度以降に養成施設を卒業する場合、筆記試験が必須となります。

介護福祉士になるためのルートは?

実務経験を積む場合

働きながら取得を目指す場合、「実務経験3年以上」「実務者研修の修了」をクリアした後、筆記試験での合格が必要です。従来は実務経験が3年以上あれば筆記試験と実技試験が受けられましたが、資格制度の改定により実務者研修が必須となりました。既に勤務しながら目指す場合、シフトの合間を縫ってスクーリングに通う必要があるため、勤務先とシフトの相談をしながら進めましょう。このケースでは、実務者研修を行う代わりに、実技試験は免除されます。

外国籍の人が受験する場合(EPA)

EPAとは、「経済連携協定(EPA:Economic Partnership Agreement)」のことです。日本の介護施設で勤務・研修しながら介護福祉士の資格取得を目指す人を「EPA介護福祉士候補者」といい、主にフィリピン、インドネシア、ベトナムからの受け入れをしています。この場合、実務経験3年以上あれば受験資格を得られます。申し込みの際、「筆記試験と実技試験」、「筆記試験と実務研修(または介護技術講習)」のどちらかを選択することが可能です。

介護福祉士になるためのルートは?

福祉系高等学校へ通う場合

福祉系の高等学校へ通う場合は、卒業と同時に筆記試験の受験資格が得られ、実技試験も免除されます。ただし、特例高校の場合は卒業後に9カ月の実務経験が必要です。特例高校を卒業し実務経験を積んだあとは、「筆記試験と実技試験」、「筆記試験と介護技術講習」のどちらかを選べます。

介護福祉士の仕事内容は?

介護福祉士は、現場業務以外にも相談やマネジメントなど、仕事内容も多岐に渡る資格です。さまざまな業務内容がありますが、介護福祉士として一番重要なポイントは、利用者をケース化せず、介護のプロとしてひとりひとりに寄り添ったサポートを行うことです。具体的にどのような仕事内容があるのか、1つずつ解説していきます。

介護福祉士の仕事内容は?

現場業務

要介護者の身体介護・生活援助を行います。基本的に行う内容は、通常の介護業務と変わりません。食事介助や歩行・移動介助、入浴、着替えなどの「身体介助」と、食事の準備や部屋の清掃、買い物代行といった「生活援助」を行います。介護福祉士として求められることは、的確な技術はもちろんですが、利用者が持つ言外の要求・趣向などをくみ取り、さりげなくサポートをすることです。利用者の意欲を伸ばす工夫や対人スキルなどのほか、利用者の人となりを理解する、業務を通じて得た家族や利用者の事情を口外しないなども重要なポイントです。

利用者や家族からの相談役

介護福祉士は、介護の専門知識を一定以上備えていることを証明する資格です。介護を必要とする利用者だけではなく、家族も不安に思うことはたくさんあります。そんな不安や悩みを聞き、介護のプロとしてアドバイスを行ったり、具体的な説明をしたりすることも仕事の1つです。介護者から見て当たり前の光景であっても、家族からすれば初めての経験であることが多いでしょう。この時注意したいのは、決して自分の考えを押し付けないことです。あくまでアドバイスや相談を聞くことが大切であり、解決策を強要するのは避けるべきでしょう。

また、家族に対して「ここが困っている、ここをどうにかしてくれ」などとやたらに不満を漏らしてはいけません。家族の相談に対しては常に聞き手であることを意識し、何か困っていることや問題があれば、上司へ相談するようにしましょう。

マネジメント業務

介護福祉士になると、介護リーダーやユニットリーダーとして、現場のスタッフをまとめるよう任されることがあります。現場スタッフが問題なく業務を行えているか、トラブルはないかなどをチェックします。施設により仕事内容はさまざまですが、一般の介護スタッフとほぼ変わらない場合もあれば、現場業務のほかにシフトの作成や会議に出席する場合もあるでしょう。施設にはたくさんのスタッフがおり、ケアの仕方も人それぞれ違います。しかし、人によって異なる対応をしてしまうと、現場は混乱してしまうのです。それを避けるためにも、リーダーが施設の方針をしっかりと理解し、都度スタッフへの指導・教育を行うことが大切です。

スタッフ同士のトラブルがあった際にも、両者の説明を聞き、迅速に上司へ相談することも必要です。指導や教育にはスタッフとの関係性も重要となるため、それまで経験しなかったマネジメント業務についても考える機会となるでしょう。

社会活動支援

高齢者は物事への関わりが億劫になりやすく、ひきこもりがちになってしまいます。近隣との関係や外部との関わりがなくなると、利用者本人の意欲が落ち、外出が減れば身体機能はどんどん衰えていくでしょう。なるべく外部との関係を作り、社会活動へと促すのも介護福祉士がもつ役割の1つです。デイサービスや高齢者向けのサービスの情報を紹介したり、外出できるよう介助したりといったサポートを行います。