鍼灸師の給料・賞与(ボーナス) 教えてグッピー | 医療・介護の求人・転職・募集ならグッピー
2023年6月7日更新

鍼灸師の給料・賞与(ボーナス)

今回の 教えてグッピー鍼灸師 では、鍼灸師の年収や月給、初任給、賞与、手当などについて見ていきます。鍼灸師の給料についての公式の統計情報はありません。そこでこの記事では2つの統計情報にもとづき、鍼灸師の給料について紹介します。主に(1)東洋療法学校協会によるアンケート調査(以下、協会アンケート)および(2)厚生労働省の賃金構造基本統計調査の情報を紹介します。

(1)協会アンケート
(2)賃金構造基本統計調査
・東洋療法学校協会 (2016年)
・調査対象は、鍼灸師、はり師、あん摩マッサージ指圧師(2,615名)
・5年ごとに実施
・厚生労働省(2021年)
・鍼灸師、はり師、鍼灸師、柔道整復師など(5,232名)
・毎年実施

※(1)協会アンケート:第5回鍼灸師・はり師及びきゅう師免許取得者の進路状況アンケート調査報告書

2つの情報はいずれも鍼灸師のみの情報ではなく、ほかの関連する職業を含めた統計になっています。加えて、調査対象者や調査規模などの調査手法などが異なっているため、集計結果にも違いがあることにご留意ください。

令和4年度の賃金構造基本統計調査によると、鍼灸師の給料相場は以下のようになっています。

鍼灸師の給与相場

鍼灸師の給料相場
年収423万3,700円
月給29万9,800円
賞与・ボーナス63万6,100円
初任給21万2,000円
時給1,475円

「令和3年賃金構造基本統計調査」より

鍼灸師の初任給

賃金構造基本統計調査によれば鍼灸師の初任給は、月給で約21万2,000円、年収では255万4,700円になります。協会アンケートでは初任給についての情報はありません。

鍼灸師の月収

協会アンケートによれば、鍼灸師の月給は20万円が相場のようです。ただし、勤務時間や開業状況などさまざまな回答者の平均月収となります。実際のところは就業状況によって金額に差があり、たとえば、あん摩マッサージ指圧師およびはり・きゅう・柔道整復師など複数の分野で施設開設しているグループでは平均月収が37.1万円となります。なお、賃金構造基本統計調査によれば29万9,800円が相場となっています。

求人の中には月収50万円を超える募集もあります。鍼灸師の給与体系では完全歩合制を採用するケースもあり、こうした条件を選べる施設もあります。歩合制とはいわゆる成果報酬型で、仕事の成果や売り上げに応じて給与が支払われる仕組みです。毎月決まった給与額ではなく、毎月給与額が変動します。求人を確認する際は、給与体系についても確認するとよいでしょう。

年齢層別の月収

鍼灸師の月収は年齢によってどのように変化するのでしょうか。以下の図は、協会アンケートにもとづく年齢層別の平均月収です。アンケート回答者の勤務時間や施設開設状況はさまざまです。25〜49歳では20万円以上で、30〜34歳で21万9,000円です。一方、50歳以上では大きく収入が下がり、14万7,000円となっています。

年齢別月収(協会アンケート)

年齢月収
20~24歳18万6,000円
25~29歳21万9,000円
30~34歳21万9,000円
35~39歳21万6,000円
40~49歳19万9,000円
50~54歳14万7,000円

鍼灸師・はり師及びきゅう師免許取得者の進路状況アンケート調査報告書

また、月間の労働時間がおよそ160時間の常勤就業者を調査した賃金構造基本統計調査では、20代〜40代では比較的ゆるやかに上昇していき、50歳以上で収入のピークを迎えています。協会アンケートとは集計方法が異なるため、金額や分布が異なります。

年齢別月収 賃金構造基本統計調査

年齢年収
20~24歳22万3,400円
25~29歳23万4,800円
30~34歳27万4,700円
35~39歳28万9,200円
40~44歳29万300円
45~49歳30万2,800円
50~54歳34万400円
55~59歳38万3,800円
60~64歳30万7,800円
65~69歳19万9,500円

2021年 賃金構造基本統計調査「その他の保健医療従事者」より集計 集計には鍼灸師、はり師、鍼灸師、柔道整復師などが含まれる

施設開設者と被雇用者の月収分布

鍼灸師は医療行為ではないため自分一人で施術ができることから、独立して施術所を開設する人が多いという特徴があります。厚生労働省のホームページでは鍼灸師の65.0%が、東洋療法学校協会のアンケート回答者の34.5%が開業やフリーランスなどの形態で働いているようです。

以下のグラフは、施設開設者と被雇用者(一般的な従業員)の月収を比較したものです。この結果によれば、施設開設者の29.7%は月収10万円以下と答えた方がと被雇用者と比べて多い一方、月収30万円以上の割合も被雇用者と比べ多いことがわかります。

個人事業主や法人といった事業形態にもよると思いますが、一般的には独立開業したほうが働き方・業務時間などが多様なため、収入もそれなりの幅があると言えます。またこのアンケートでは勤務形態や勤務時間に関する情報はなく、パートやアルバイトも含まれていると考えられます。

施設開設者と被雇用者の月収分布

施設規模別の年収

一般的には大きな組織になるほど給与が高くなる傾向にあります。賃金構造基本統計調査によれば、比較的小規模な施設に比べて、施設規模が1,000人を超えるほど高い傾向にあるようです。

施設規模別の年収推移

令和3年度 賃金構造基本統計調査「その他の保健医療従事者」より集計。集計には鍼灸師、はり師、鍼灸師、柔道整復師などが含まれる

鍼灸師の年収

賃金構造基本統計調査によれば、鍼灸師の平均年収は約 423 万 3,700 円となっています。協会アンケートでは、年収に関する情報はありませんでした。

鍼灸師の賞与・ボーナス

賃金構造基本統計調査によれば、鍼灸師の賞与は約 63 万 6,100 円です。協会アンケートでは、年収に関する情報はありませんでした。

鍼灸師の時給

賃金構造基本統計調査によれば、鍼灸師の時給は約1,475円です。またGUPPYの募集では1,200〜1,600円の求人が多い傾向があります。

公務員の給与

鍼灸師では、公務員の求人は多くはありません。国公立の特別支援学校や国立障害者リハビリテーションセンターなどで教育者としての求人などがあります。その場合は国家公務員の給与規定が適用され、平均月収は45万4,048円となります。

手当・福利厚生

鍼灸マッサージサービスを提供している企業などでは社会保険が完備(社保完)されており、通勤手当、残業手当のほか、家賃補助などの住宅手当、役職手当などがつく場合があります。こうした手当は勤務先によって異なりますので、十分に確認する必要があります。また非常勤の場合は会社の社会保険がなかったり、個人で加入したりすることもあります。独立している場合は一般的な意味での手当や福利厚生の概念なく、任意で加入することになります。