保健師の年収・月収・ボーナス(賞与)、初任給など給料相場を調査

💡 内容をざっくり解説
・平均年収:約551万円、月給:約36万円
・企業規模により年収差があり、1,000人以上では約599万円
・平均時給:約1,945円
保健師の給料は、平均の年収が551万3,800円、月給は各種手当込みで36万1,000円、賞与・ボーナスの平均は118万1,800円となっています。企業規模別では1,000人以上の事業所で推定年収が599万円台と高い水準です。
| 保健師の給料相場 | |
|---|---|
| 年収 | 551万3,800円 |
| 月給 | 36万1,000円 |
| 賞与・ボーナス | 118万1,800円 |
| 初任給 | 27万7,700円 (就業経験0年の保健師の平均月給) |
| 時給 | 1,945円 |
(令和7年賃金構造基本統計調査)
今回の教えてグッピー保健師では、保健師の初任給や規模別・年齢別の年収、看護師の年収との比較、手当などについて見ていきます。
保健師の初任給
保健師の平均初任給(勤務経験0年の保健師)は、厚生労働省の調査によると、月給が27万7,700円(諸手当を含む)、賞与・ボーナスが8万5,700円で、年収換算では341万8,100円となっています。平均年齢は36.0歳です。
保健師の初任給
| 区分 | 月給 |
|---|---|
| 経験0年(平均年齢36.0歳) | 27万7,700円 |
「令和7年賃金構造基本統計調査」より
保健師の年収
保健師の平均年収は、令和7年賃金構造基本統計調査によると551万3,800円(2025年、従業員10人以上の事業所)です。
月給(手当込み):36万1,000円
賞与・ボーナス:118万1,800円
年収換算:551万3,800円
平均年齢は42.4歳、勤続年数は9.6年で、企業規模ごとの違いでは1,000人以上の事業所が最も高い給与水準となっています。
規模別の年収
保健師の平均年収を勤務先の規模別に比較すると、従業員が1,000人以上の大規模事業所が599万3,100円ともっとも高くなっています。
次いで100~999人の事業所が527万8,500円、10~99人が470万8,700円、5~9人が461万9,900円となっています。規模が大きい事業所ほど高い傾向が見られます。
年齢別の年収
保健師の年齢別年収をみると、55〜59歳で年収のピーク(700万円台)を迎え、そこまでは年齢とともに収入が増加していく傾向が見られます。以下のように、年代ごとの月給・ボーナス・推定年収を確認できます。
20〜24歳 年収:404万5,300円 月給:31万1,300円/賞与:30万9,700円
55〜59歳(年収のピーク) 年収:726万4,800円 月給:46万2,200円/賞与:171万8,400円
保健師の年齢別年収
| 年齢区分 | 年収 |
|---|---|
| 20~24歳 | 404万5,300円 |
| 25~29歳 | 485万3,600円 |
| 30~34歳 | 459万400円 |
| 35~39歳 | 573万2,200円 |
| 40~44歳 | 542万5,900円 |
| 45~49歳 | 558万1,400円 |
| 50~54歳 | 575万7,200円 |
| 55~59歳 | 726万4,800円 |
| 60~64歳 | 568万4,400円 |
| 65~69歳 | 364万3,500円 |
「令和7年賃金構造基本統計調査」より
保健師と看護師との年収を比較
保健師と看護師の年齢別年収を比較すると、20代〜30代前半は看護師がやや高い一方で、35〜39歳と55〜64歳では保健師が上回る結果となっています。年代によって差が入れ替わるため、同じ医療職でも勤務先やキャリア段階により給与水準に違いが見られます。
20~24歳
- 保健師:404万5,300円
- 看護師:440万1,400円
→ 看護師の方が 約8.1%高い
30〜34歳
- 保健師年収:459万400円
- 看護師年収:490万5,200円
→ 看護師の方が 約6.4%高い
55~59歳
- 保健師:726万4,800円
- 看護師:573万5,300円
→ 保健師の方が 約26.7%高い
65〜69歳
- 保健師年収:364万3,500円
- 看護師年収:424万500円
→ 看護師の方が 約16.4%高い
保健師の月給
保健師の月給は、平均36万1,000円です。ここから所得税や社会保険料などを引いた額が月給として支給されます。調査対象者の平均年齢は42.4歳、平均勤続年数は9.6年です。
また、事業規模別に見ると、従業員数1,000人以上の事業所での平均月給が38万5,000円と最も高く、5〜9人の事業所では29万4,900円となっています。
保健師の月給
| 組織規模 (従業員数) |
5~9人 | 10~99人 | 100~999人 | 1,000人以上 | 全事業所平均 |
|---|---|---|---|---|---|
| 月給 (手当込み) |
29万4,900円 | 32万6,300円 | 34万8,600円 | 38万5,000円 | 36万1,000円 |
| 平均年齢 | 41.6歳 | 47.1歳 | 42.8歳 | 41.1歳 | 42.4歳 |
| 勤続年数 | 3.6年 | 6.0年 | 9.2年 | 10.8年 | 9.6年 |
「令和7年賃金構造基本統計調査」より
賞与・ボーナス
保健師の賞与は、従業員が10人以上いる事業所の平均で年間118万1,800円となっています。
従業員が1,000人以上の事業所での平均賞与額は137万3,100円です。
10人以上100人未満の事業所では、平均賞与額が79万3,100円です。
また、企業規模別にみると、概ね規模の大きい事業所ほど賞与が高い傾向が見られます。
保健師の賞与・ボーナス(規模別)
| 組織規模 (従業員数) |
5~9人 | 10~99人 | 100~999人 | 1,000人以上 | 全事業所平均 |
|---|---|---|---|---|---|
| 賞与・ボーナス | 108万1,100円 | 79万3,100円 | 109万5,300円 | 137万3,100円 | 118万1,800円 |
「令和7年賃金構造基本統計調査」より
時給
短時間で働く保健師の時給の平均は1,945円です。
事業所の規模別では、10〜99人の事業所で1,999円、1,000人以上で1,959円、100〜999人で1,865円となっています。
性別データでは、男性のサンプル数が少ない区分もあるため、主に男女計・女性の値を参照するのが実態に近い傾向です。
短時間勤務の保健師の時給
| 組織規模 (従業員数) |
10~99人 | 100~999人 | 1,000人以上 | 全事業所平均 |
|---|---|---|---|---|
| 短時間勤務の 保健師の時給 |
1,999円 | 1,865円 | 1,959円 | 1,945円 |
「令和7年賃金構造基本統計調査」より
公務員として働く保健師の給与
地方公務員の給与の実態をまとめた総務省の「令和6年 地方公務員給与実態調査」では、保健師の給与は看護師と合わせて「看護・保健職」として、平均給与月額(諸手当込み)が38万0,048円とされています。「賃金構造基本統計調査」による保健師全体の平均月給が32万3,800円ですから、民間の給与水準よりやや高い実情がうかがわれます。
厚生労働省などで国家公務員として働く保健師もごく少数いますが、公務員として働いている保健師の多くは保健所などで働く「行政保健師」か、国公立の学校で働く「学校保健師」であり地方公務員(準公務員/みなし公務員)ですので、給与体系によって自治体ごとに多少の給与水準差があると考えられます。
| 地方公務員として働く保健師の平均月給 | |
|---|---|
| 給与月額合計 | 38万0,048円 |
| 平均基本給月額 | 32万4,831円 |
総務省「令和6年 地方公務員給与実態調査結果」より
手当・福利厚生
民間企業に勤務する産業保健師には、それぞれの勤務先に応じた福利厚生や手当が支給されます。一般的に「法定福利」と呼ばれる健康保険や厚生年金、雇用保険、労災保険、介護保険などがあり、これらは事業者が必ず一定程度の負担を行わなければなりません。
さらにそれ以外の「法定外福利」には、住宅手当や通勤手当、有給休暇、資格取得支援、出産・育児休暇、社内保育所を含む託児所・保育所など、さまざまなものがあり、これらは企業によって内容が異なるため、一般的には大手企業の方が充実している傾向が見られます。
また近年は、休暇制度や資格取得支援、社内保育所など福利厚生の充実を図っている民間企業が増えているため、こうしたメニューは行政保健師に比べ大手企業で働く産業保健師の方が活用しやすい可能性もあります。
