登録販売者になる!
登録販売者とは
2009年の改正薬事法によって誕生した新しい資格です!
薬剤師のみに認められていた一般用医薬品の販売の一部を認められたのが登録販売者です。
下記が登録販売者の販売できる一般用医薬品の種類です。
登録販売者は、現在ドラッグストアや薬局を中心に各所で活躍をしています。
これは2009年の薬事法改正によりコンビニエンスストアやスーパーなどで医薬品の販売が可能になったためです。
また、2015年からは“実務経験なし”でも受験資格を得られ、誰でも登録販売者になることが可能になりました。
あなたも登録販売者を取得し、キャリアアップや新たな分野に挑戦してはいかがでしょうか。
登録販売者になるには
都道府県で開催される試験に合格して、都道府県知事の登録を受けることが必要になります。
受験資格
- (1)学歴・年齢:平成27年4月1日以降の試験より不問
- (2)実務経験:不問。どなたでも受験することが出来ます
- ※試験合格後、下記の要件を満たせば登録販売者としてお仕事することが可能となります。
要件を満たさない場合は、試験に合格していても登録販売者としてお仕事に就くことが出来ません。
登録販売者になるための要件 ~試験合格後~
- (1)都道府県に販売従事登録申請を行い、「販売従事登録証」を発行
- (2)薬剤師、または店舗管理者、管理代行者の要件を満たした登録販売者の管理及び指導の下、2年間の実務経験要
- ※試験日程や願書の提出方法は都道府県により異なります。
参考:登録販売者試験・日程一覧(薬事日報ホームページより)
http://www.yakuji.co.jp/entrycategory/46
登録販売者の資格を取るメリット
(1)小売業界で就職・転職が有利
薬剤師の次位として、一般用医薬品を扱う小売業で重宝されます!
(2)就職先が全国に
ドラッグストアなどの小売業は全国にチェーンを持っている企業が多くありますので
引っ越しで別の場所に移った際にも継続してお仕事がしやすいです!
(3)給与アップ
現在既にドラッグストアや薬局でお勤めの方であれば、
資格を取る事で給与に“登録販売者手当”がプラスされることも!
(4)ダブルライセンスで働く
健康サポート薬局の枠が広がり、薬局での管理栄養士の需要が高まることが予想されます。
栄養指導とOTC販売どちらも対応出来る人材がこれからの薬局には必要です。
セミナー講師 吉岡先生のメッセージ
これからの薬局には、かかりつけ薬剤師機能が求められます。かかりつけ薬剤師は、患者さんの飲んでいる薬を一元的、継続的に管理していくことになるのですが、それには他の病院でもらった薬や市販薬、健康食品なども含まれます。また予防、未病を含めた健康相談などにも対応していきます。これはとても手間や時間がかかる仕事で、薬剤師は今後その仕事に集中していかなければなりません。そのようなときに助かるのが、OTC医薬品の販売をサポートしてくれる登録販売者や、栄養相談をサポートしてくれる管理栄養士です。これからの薬局は薬剤師だけの仕事場ではなく、いろいろな資格を持った人が協力して連携し、地域住民が利用しやすい(行きやすい)環境を作り、そして地域住民の健康な生活を支援していくことが必要となっていきます。その一員として薬局やドラッグストアで働いてみませんか。そのためにも登録販売者の資格を取得してみませんか。