歯科衛生士の求人人数倍率は?
歯科衛生士の求人人数倍率は非常に高く、とくに新卒の就職者に対する求人人数倍率では23.1倍というデータがあります。多くの歯科医院で予防や口腔ケアを重視していることもあり、長年にわたって歯科衛生士不足となっているのが現状です。
ニーズの高さは新卒の給与にも影響していて、2025年卒の歯科衛生士の平均的な初任給は約26万円(GUPPY調べ)です。
高い求人人数倍率がありながら仕事の魅力ややりがいも多く、歯科衛生士の実態調査では8割以上が「現在の仕事にやりがいを感じている」と回答しています。
卒業、就職、求人状況および入学定員、志願者、入学者数について
| 令和7年度 | 令和8年度 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 卒業者数 | 就職者数 | 求人件数 | 求人人数 | 入学定員 | 志願者数 | 入学者数 |
| 7,249 | 6,616 | 83,850 | 152,550 | 9,856 | 9,373 | 7,876 |
一般社団法人 全国歯科衛生士教育協議会資料より
| 就職者に対する求人件数倍率 | 12.7 |
| 就職者に対する求人人数倍率 | 23.1 |
| 志願者倍率=志願者数/入学定員 | 0.95 |
| 定員充足率=入学者数/入学定員×100 | 79.9% |
| 志願者数が定員に満たない学校 | 65.2% |
| 入学者が定員に満たない学校 | 74.5% |
一般社団法人 全国歯科衛生士教育協議会資料より
歯科衛生士の高い求人倍率
令和8年6月発表の歯科衛生士学校・養成校卒業生(令和7年度)に対する求人人数倍率は23.1倍です。各学校に届いた求人人数の総計を就職者数で割ったもので、求人人数が重複している場合はもう少し低い可能性もありますが、高い倍率であることには変わりありません。
新卒求人人数倍率の推移を見ると、2014年度(平成26年)から特に上昇し、2016年度以降は20倍前後の極めて高い水準で推移しています。
近年の歯科診療では、予防に力を入れることが重要視されているほか、患者担当制の歯科医院も増えており、歯科衛生士の必要性はますます高まっています。
歯科衛生士の魅力
歯科衛生士は求人人数倍率の高い職業ですが、決して仕事として魅力がないわけではありません。一度、国家資格を取得すると一生涯有効で、専門性の高い医療職として人や社会に貢献できます。また、歯科医院のほとんどが予約制で、急患が発生することも少なく、プライベートを充実できます。結婚や子育てなど、ライフステージの変化に合わせて就職や転職もしやすいです。
そのほか、収入面も景気に影響されにくく、令和7年(2025年)賃金構造基本統計調査による平均年収は396万300円です。2005年からの21年間は350万円台から400万円前後で推移しており、近年もおおむね400万円前後の水準を維持しています。
仕事のやりがい
歯科衛生士は仕事のやりがいも多い職業です。専門性の高い医療職として、治療や予防によって患者さんの状態が改善し、感謝されることは大きなやりがいといえます。また、高齢化社会によって介護施設や訪問介護などでのニーズも高まっており、歯科医院だけでなく、さまざまな場所で活躍できます。そのほか、インプラントなどの専門分野に特化した認定資格もあり、経験に応じてスキルアップも可能です。
実際に「歯科衛生士勤務実態調査」(令和2年)では、「現在の仕事にやりがいを感じていますか」の質問に対して、「非常にそう思う」と「まあそう思う」と答えた人は、常勤で82.1%、非常勤で87.8%とともに8割を超えています。
就職活動・転職活動
歯科衛生士は求人人数倍率が高い職種だけに、歯科医院からの募集も非常に多いです。求人を探す際は、新卒も中途(転職)も就職情報サイトや求人サイトを利用することが一般的です。歯科衛生士の学生アンケートでも、就職情報の収集は「就職情報サイト」の利用が圧倒的に多くなっています。
細かい条件で医院を絞れるため、自分に合った就職先を探しやすいほか、情報の更新スピードも早いことなどが理由です。グッピーの求人サイトはスカウト機能もあり、歯科医院から求職者へ直接スカウトメッセージが送れるなど、便利な機能が多くあります。
